漫画製作日記

私に賭けてみないか?きっと地球を代表する漫画家になるぜ

アシ5日目

昨日までに
背景知識がほぼ無い状態から、
作家指定の一枚の背景を仕上げた。

手探りのまま勉強して、
これまでの知識も総動員して
どうにかこうにか 仕上げた。

一体何時間かかっただろう…
我ながらよくこんなの描けたな、
仕上げ方も分かったし、
やってみたら
建物の構図が分かるって面白いぞ。
これからどんどんやっていこう、と
わずかな自信もついた。

何より、締め切りまでに余裕もあり、
すぐ後ろでプロの作家が待っているというプレッシャーから解放もされ
本当に安堵。

しかし、提出してみたら一瞬で
ナニコレ?ってなって
また1から描き直しになった。

数日かけて練ったネームが
他人の一言で秒でゴミになるのは慣れてるので(成長したな〜自分…)
やる分にはいいのだけど、

さらにここもここも抜けてるじゃないか?となって、出来たと思ったものは出来ていない、調べたと思ったことはわずかで、素人の甘さを知る。


改めて、追加の内容も1から自分で調べる。
わからなかったら他の人に聞けと言われるんだけど、聞ける人がオンライン事務所内にいないんだ(笑)

しかし、社会なんてそんなのあるあるだろう、と必死に調べる。
(今考えれば会社員時代は有難かった。きちんとした研修体制が整っていたよ。)

しかし、建築の本体の作画の方が難航。
おかしい部分は指摘されても、その直し方が分からない。

そんなものは自分で調べろと言われて
調べたけど、作家には締め切りがあるのである。
あれから何時間たった?
調べていたら描けないぞ、と焦り、
ついに漫画家志望仲間に事情を説明し、頼ることにした。

すると、あっという間に解決しはじめる。
この仲間達はなんと
それぞれが育児や家事、または現場でアシをしながらここから二日にわたって
私への指導に付き合ってくれたのである。

(もう一生頭が上がらない。m(_ _;)m
前世でも絶対お世話になったんだろうな。)

おかげさまで作画は出来上がり、なんとか提出に至った。(一日かかってる)

上からの返事を待つ。

その間に、仲間から、
もう一つ問題点を指摘された。

こちらのアシ事務所の雇用の問題である。

続く。